Woman Gardenでは、私たちの大切な地球を守るために、環境問題について、シリーズで皆さんと考えていきます。3回目の特集は、新型コロナウィルスとの戦いについて。未曾有の事態となっている新型コロナウィルスの感染拡大は、未だ予断を許さない状況です。皮肉なことに私たちの暮らしそのもののあり方を、地球規模で真剣に考えなければいけないきっかけにもなりました。この経験を無駄にせず、地球の声に耳を傾けましょう。

written by Williams.Fukiko/ウィリアムズ・富希子

花巻市出身・ニュージーランド在住

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このところ、ニュージーランドの名前をニュースでよく耳にします。

素早い対応で7週間余りに及ぶロックダウンを行い、他国よりも早く新型コロナウィルスの封じ込めにほぼ成功、通常の生活を手に入れたからです。

素晴らしい大自然と共存しながらの暮らしに慣れているNZの人々は、不便さや、辛抱しなくてはいけない状況を受け入れ、この苦境を乗り切ったような気がします。

NZに住み始めた頃は、日本の生活の便利さを痛感したものです。

トイレに座れば冷たいし、トンネルがめったにないので、ちょっと遠出をするのに、山越えは当たり前。

人気のキャンプ場は、電気もお店もない。

それでも、便利じゃない状況を受け入れて、便利から得られる快適さばかり

ではないNZの生活は、結構心地いい。

自分が手にしたものは、自転車であれ家であれ、手入れを怠らず、大切に使っていく。

だから、NZでは、中古住宅は先々価値が下がるどころか、価値があがる事がよくありますし、日本にあるような空き家をほとんど見かけません。

このパンデミックを機に、new normal=新しい日常が始まると聞きます。それが、地球と人間にとって優しい物でありますように。

終息した後の世界に期待したいと思います。