Woman Garden Web Magazine

頑張る女性を応援! 頑張るあなたも応援! キラキラメンズ

初めてお会いした時の印象は「クールで知的で物静かな方。」

 お話を重ねていくと、松森さんの「目の前の人を安心させるあたたかさ」と「周囲の人への愛」が言葉の端々に溢れていました。

 松森さんは、松森木工所の二代目となり今年で4年目を迎えます。

「父や職人の先輩方から教えや技術に、自分の想いもプラスした企業理念を模索していました」

 そんな言葉から、松森さんの誠実さや熱意が伝わります。辿り着いたのが“人生=時間。過ごす空間に、彩りを。暮らしとともに寄り添い続ける家具や道具といった木工プロダクトのデザイン・製作を通じ空間デザインにまつわるさまざまなクリエイティブ活動を展開し「心地よい暮らし」を実現する会社を目指しています。

 そこには、お客様にしあわせになってほしいという松森さんの愛が込められいます。

オリジナルブランド『HaaaL(ハール)』は、そんな愛のこもった作品。木箱をベースとし、お客様のニーズに合わせてテーブルや椅子などに展開しています。

滝沢市の複合施設ビックルーフ滝沢では、そんな『HaaaL』の家具が採用されています。実際に座ってみると不思議なほどしっくりと馴染みます。ずっと座っていても疲れない心地よさ、かっこいいのに自宅にいるような安心感、そんな感覚がたまらなく癒されました。

 地域との繋がりも大切にしている松森さんは、『たきざわ3しょくプロジェクト』の副委員長も務めています。

「きっかけは、ふるさとCM大賞です。食べる・職業・個性(食・職・色)を軸に、地元滝沢市の暮らしを発信したいと思いました。このプロジェクトを通じて農家さんの1年間の日常をコンテンツとして編集し企画した数々の交流体験イベントの様子を動画にまとめ、発信しました。」

松森さんの言動には人を想う気持ちが見え隠れします。この気持ちがきっと目の前の人を安心させるのだと感じました。

 最後に、岩手の頑張る女性へひと言、とお願いしたら、長い時間考えた後にこうメッセージをくれました。

「なりたい自分になってほしいです。そのために、1人でできることには限りがあるから、いろんな人と出逢って会話をしてほしい。誰かと話すことで、ワクワクもするし、自分自身の棚卸しにもなります。想いを共有できる人との出逢いで、お互いもっと人生が広がると思うんですよね」

愛情たっぷりのこの言葉に、なんだか元気が出ました!とお伝えしたら

「そう言ってもらえて、俺も元気が出た!」

と満面の笑みでおっしゃってくれました。    

    

取材/菊池亜紀(Woman Garden スペシャルスキルウーマン)

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